2025年4月、JFK空港直結のTWA Hotelに宿泊してきました。翌日がドミニカ共和国行きの早朝便だったので念願のTWAへ!屋上には滑走路を見渡せるバーにプール!昔ターミナルとして使われていた趣そのままに、チェックインカウンターがホテルのチェックインカウンターになっていたり、カフェやスナックの売店になっていたり何よりも空港特有の柱の少ないドーム型の空間が絶妙なカッコいいホテルです。この建築は、エーロ・サーリネンEero Saarinenero)という建築家が建てたもので、彼の作品は未来的な曲線デザインが特徴だそうで1962年に開業したTWA Flight Centerがのちに2019年リニューアルでホテルとなったものです。

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TWAホテルどうやって行く?
Air Train JFKでTerminal5に行きましょう。下りたら色々な誘導看板が立っていますので歩いていけます。Air Train JFKを降りて駐車場の方からも行けますし、T5の到着階から直結で赤いカーペットの専用通路を通っていくこともできます。



TWA Hotelの駐車場側(T5到着階から専用通路を通らずAir Trainを降りて外から歩いていく)からホテルに向かうと、未来的なホテルの外観が出迎えてくれます。荷物が多い方はT5から専用通路を通っていきましょう。

どの角度から見てもカッコいいTWAホテル
灰色に統一された壁の色と、建物の曲線美にため息が出ます。メインホールから左右に伸びる通路は天井は高くないものの、奥まで見渡せる造りで統一感が狭さを感じさせません。そして、ところどころにあるTWAのメインカラーである赤が絶妙にコントラストを与えています。






ホテル内には、Trans World Airlinesの歴代の制服や、広告、ハンドリングに使っていた車、ターミナルとして機能していた時代のモックアップなどが展示されており、そのレトロさはこれ欲しい!と思うこと間違いなし。広いスペースに無駄なく展示品が具備されています。






そしてなんといっても圧巻なのは、メインエントランス!前も後ろも素敵な空間が広がっています。あれ、ここってホテル?ターミナル?なんて思いそうな空間が宿泊客を出迎えてくれます。宿泊棟はレッドカーペットを歩いて宿泊棟にルームキーをかざして入るので、このロビーやレストラン、ロビーのバーには宿泊していなくても入ることができます。




このホテルはすべてがエンターテイメント!バーの店員はパイロットの制服を着ていますし、掲示板には時々TWAだったりI ♡ NYCだったり、バサバサバサという音を立てて、掲示板のフリップが回転していく音はレトロな空港の風景を醸し出してくれます。採光のとれる造りで日中は日の光がロビーにそそぐのですが、夜はシックに間接照明がなされてその曲線美をより感じられます。



TWAホテルの外に出てみよう!
メインロビー側にでると、昼とは違ったホテルからの光が漏れた幽玄な姿をみせてくれます。メインロビーと反対側のTWAの敷地にはかつての航空機が駐機されており、こちら側から見るTWAの赤いサインと大きな窓、その曲線の窓枠はああ、美しいと誰しもが思うことでしょう。



この駐機してある飛行機の中は実はバーだった!
駐機された飛行機に上がると、そこには畿内をバーに改装した秘密基地が!奥のバーでドリンクを購入し、座席でまったり、この赤と白、そして温かな証明がオシャレ!ここに来る方々はほぼ宿泊客なので、全く混んでいません。旅行に行く前日から旅行気分を味わうなんてのもいいですね。タラップを降りるときについ手を振ってしまいがちなのは、大統領が降機するシーンに何か憧れをもってしまっているからでしょうか。



宿泊者専用のルーフトップバーとプールもあります。
子供たちが泳いでいたのでプールの写真は控えましたが、公式ページで雰囲気を見てみてください。これ、温水プールです!プールサイドにはタオルもありますし、ビーチチェアがならんでいます。泳ぎ疲れたら、併設の小屋(Bar)で一杯。この時はまだ4月で風が強くプールに入る気におきませんでしたが、変わった名前のカクテルが売っていますので是非試してみてください。Jet Fuel / 22 Right / 4 Leftなんて具合で空港っぽい雰囲気を楽しめます。一杯$19とお高めですが・・・



綺麗な客室と窓から見える飛行機
まず、とても部屋が綺麗です。目の前は駐機場ですが、外からの遮音がとても機能しており部屋の中は静かに過ごせます。TWAのポストカードがあったり、鉛筆がおいてあったりTWAグッヅがたくさんあります。グレードの高い部屋に行けばより滑走路が見えたり、部屋にTWA関連グッツが多くあったりと部屋の中でも空港っぽさを感じることができる造りになっています。私が泊ったのは最も手ごろなタイプの部屋でした。
部屋に向かう通路はメインロビーを挟んで左右にあり、レッドカーペットに白い壁が伸びています。単なる筒ではなく、何もない壁なのにところどころ施された曲線が未来的な印象を表現しています。ルームキーをかざして統一されたデザインの廊下を進むと到着です。



ちなみにチェックインはSelf-Check-inがあります。もちろんスタッフもいます。荷物が多い方はこちらのカートも使えますね。混雑もなく、総じて満足度の高いホテルでした。レストランのサーモン寿司は揚げたお米にサーモンが乗っていておいしいメニューでした。金曜日の夜でしたが、もう心は旅に出ていたのでお酒を飲んで気分よく酔っ払いました。


