家探し 生活

フランスで家探したら、住宅保険に入ろう! -AXA-

ようやく家探しが終わったと思ったのもつかの間、すぐに住宅保険(Assurance Habitation)に加入しなければなりません。次から次へとお金が飛びますね。特に海外にいるうちは仕方がないと割り切っています。NYでも住宅保険に入っていました。あの時は至極手続きが簡単だったと振り返ると、日本の代理店経由で申し込んだのでした。今回はわけが違います。オンラインで完結!と思っていたら、ちょっと様子が違いました。今回はAXAにて住宅保険に入りました。

注意ですが、私は家の契約の日にAXAに加入をすることで貸主と合意していましたが、賃貸契約書には住宅保険に入っていることが条件として書かれています。つまり、住宅保険の保険証書を提出しないと賃貸契約にサインできないと言われる可能性も大いにありますので、そのハンドリングは貸主ないしは仲介業者と細かく詰めておく必要があります。

AXAを選んだわけ

オーナーがAXAを使っていたからです。

保険会社、どこにすればいいの?という話になるのですが、私は物件オーナーが使っている保険会社を聞いてそれに合わせました。オーナーにはAXAの担当者がついていて、窓口行ってきなよと紹介してくれました。結局はオンラインでやりましたが、保険会社を合わせるメリットとして、”物件の保険申請の時に既存のオーナーとAXAのリレーションを使え、やり方もオーナーは理解しているから”。何か物損が起きた時、保険会社が私に補償内容に基づく支払いをしてくれます。私に支払いがないと、オーナーは物損補填がされません。(私と保険会社の保険契約に基づいて補償されて、私とオーナーの賃貸契約に基づいて損害の補填がなされる)つまり、一時的には私とオーナーは同じ船に乗るわけで、オーナーの勝手知ったる保険会社であれば手続きや交渉、説明が幾分スムーズだと考えました。もし何か燃やしやり爆発させてしまったり想定外の物損が起きた場合はこの限りではありませんが・・・

賃貸契約前日に、AXAのオンライン申請をやってみていくつか聞かないとわからない情報がありましたので、賃貸契約当日に、一緒に画面を見ながらやりたいと申出てかたづけました。すぐに見積もりが来て、後日電話が来て、メールでやり取りをして2日後には契約が完了しました。

保険会社の候補

窓口に行けば待たされること必至、かつフランス語で保険契約とかちょっと・・・ですので、まずは料金もさることながらオンラインでいかに簡単に契約できるかを重要視した方がよいと思います。一度契約すれば引っ越すまではもう作業は必要ありません。何もなければ。

  • AXA
    日本でもCMでなじみ深いAXA。他の会社に比べると少し割高といわれますが、留学生や駐在員も多く使っている大手。補償内容が他よりもいくらか広いと言われています。
  • MATMUT(Mutuelle Assurance des Travailleurs Mutualistes)
    コスパ重視ならこちら!といわれるMATMUT。総合保険というよりも自動車や住宅保険を強みにしているそう。
  • MACIF (Mutuelle Assurance des Commerçants et Industriels de France)
    フランスで人気と言われており、個人顧客の満足度は高いらしい。
  • GROUPAMA (Groupe des Assurances Mutuelles Agricoles)
    地域密着型タイプの保険会社で、大都市よりも地方に強みがあるらしい。

オーナー/仲介業者に聞かないとわからない情報も多々

質問の答えを選択していくだけなのですが、時々変わった質問に出くわしますので、事前にこのオンライン見積もりを開いて質問を把握しておくとよいでしょう。

  • 歴史的建造物に指定されているか?
  • 築何年か?
  • 部屋の数
  • 部屋の平米(表面積が40-80平米の部屋の数や80平米以上の部屋の数)
  • 庭やストーブ他の設備の有無
  • 離れの有無
  • いくら分をカバーする保険を掛けるか?(これはオーナーと話し合う必要があります)
  • 過去当該住宅における保険請求の有無
  • 過去2年での保険契約終了の有無

確かにポチポチすれば終わり、その後見積書が送られてきます。あれ?なんか見積もり内容を確認してOK!オンラインサインで終わり、と思っていたら不穏な文が書いてあります。Pour suivre votre demande, l’un de nos conseillers vous recontactera très rapidement afin d’établir un devis adapté à votre besoin. アドバイザーから連絡が来るのか・・・お?携帯に着信。折り返し不在。着信。折り返し不在。って昼休み12時から14時なのか。長いな。とういことで14時少し過ぎに電話をしたら繋がりました。見積番号を伝えて住宅保険についてメールを受領したことを伝えると、保険内容について色々と言われます。分かりません、英語で説明してもらってもフランス語にしか聞こえません。いくつか不明点を伝えて、それについてはメールしてもらうことにしました。オンラインと同じような質問内容に一つ一つ回答する苦行。基本的には電話で突撃して撃沈しますが、とにかく英語で説明してもらって、メールで説明してもらう方法に持ち込めるように頑張りましょう。しょっぱなから英語とかメールでっていうと面倒くさすぎて対応してもらえない気がします。(話通じない相手に保険提供できない、という観点もあるでしょう)

オンラインでサインする前に契約書を確認してください。見積で入れた情報と少し違うやん。

ここが正念場です。どれだけの額をカバーするか、これは一つ焦点になるでしょう。私の場合は、オーナーから希望額を聞いていた(聞いてしまっていた)のでAXAのテンプレートにある額よりも少し広い補償額にする必要がありました。よって、契約内容を確認してくれと送られてきたものは、見積もりに準じた内容ではありませんでした。細かな違いですが、のちに契約内容を更新しろと言われるよりは今やる方が楽です。しっかり突合しましょう。パスポートのコピーをAXAに送って、引き落とし口座のIBANを送ってオンラインでサインすれば終わりです。

契約が2つ?住宅保険って1つじゃないの?

私は結局2つの契約を結びました。一つは住宅保険、もうひとつは法的保護保険(Protection Juridique)です。万が一の際の弁護士費用カバーや法律相談ができる内容のものです。これは義務ではなく任意のオプションですが、加入を検討してみてもよいと思います。

保険証書はしっかり保存しましょう

一通りの手続きが終わると、オーナーへ提出する保険証書がPDFでAXAから送られてきます。フォルダの中は整理整頓。しっかり保存しておきましょう。おそらく留学生は賃貸契約書と住宅保険証書を学校に提出することが義務付けられている場合も多いと思います。当地でのPDFスキャンは容易ではありませんが、写真でとった画像をPDFにできる機能がiPhoneにはついていますので活用しましょう。

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