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フランスで銀行口座を開設しよう!Revolut一択!

元金融機関で働いていた身としては、口座開設が如何にややこしいか知っていると思い込んでいました。Revolut簡単便利!これで解決です。ただ、住所(証明する書類は必要ない)と携帯番号が必要なので銀行口座開設の前に携帯を契約しましょう。でも、携帯の契約には住所と銀行口座が必要だったような・・・この堂々巡りについては、別記事を是非読んでみてください!


結局私の場合は、1.携帯契約 2.銀行口座開設 3.家探し この段取りでうまくいきました。

銀行なんて、どこでも一緒!開設できればそれで良い

三菱UFJ、みずほ、SMBC皆さんはこだわりが合って銀行を選んでいますか?給与振込口座だから、という理由以外に別に特段の理由はないと思います。ましてそれが外国であれば、作れればどこでも良いんです。ネット銀行?問題ありません。

一応選択肢を挙げておきましょう。実店舗に行く際は、日本のようにWalk Through予約なしでは対応してくれません。必ず事前に予約を取っていきましょう。まずこの予約取るのが大変なんだって・・・

  • Crédit Agricole
    超有名どころ。金融で働いている人なら世界中誰でも知っている。日本で言うところの農林中金がリテールもやってる感じ。
  • Société Générale
    ソクジェンとか言われたりするフランスの商業銀行といえばここ、な銀行。デリバティブ取引に強い気がするが、個人口座開設が目的の私達にとってはあまり関係ない。
  • BNP Paribas
    パリバ。投資銀行業界でもそれなりに強い。ATMの設置が充実していてそこら中にあるイメージ。
  • LCL
    パリでしょうか、日本人が対応してくれる神銀行だとの噂も。トレーニーとして語学学校に半年程度通う駐在員なども、ここの口座を保有していたようです。どこでも良いんで、日本語が通じるしここで作れたらきっと楽。
  • Crédit Mutuel
    留学先からもらったリストに載っていた銀行。地銀というより信用組合に近いような気がする。
  • Banque Populaire
    こちらも地銀か信用組合の類。

Revolutという選択肢

聞き慣れない名前の銀行は不安ですか?その不安は潰れたらどうしようと思っていますか?大丈夫です、私達学生が口座に入れている額くらいであれば保護されます。Revolutについて詳しく調べたい方は、調べていただくとして、超簡単に解説しておきます。

Revolut
2015年にイギリスで起業された所謂フィンテック (Fintech) 企業で実店舗はありません。預金保証制度ですが、Revolutはリトアニアで銀行免許を取得しており、その免許の登録内容に基づき、EUの預金保証制度の対象となります。つまり、”Revolut Bank UAB"(フランスの居住者がRevolutで開設すると自動的にこのRevolute Bank UAB付けの口座になります)に開設した口座であれば、一人当たり最大€100,000までの預金が保護対象です(普通預金口座)

約1,700万円もこの口座に入れる学生は滅多にいないでしょうから、安心してください。潰れたとしても預金は保証されます。

口座維持手数料もかからず(Proなどを選べばサービスの幅も広くFeeもかかる)心配ご無用。ただ、もし支払い用のデビットカードを発注すると€7.99がかかります。もちろん発行しなくとも、アプリ上でカード番号は取れますのでAmazonの支払いなどにはそれを登録すればよく、カードの発行は任意です。ちなみに、私は発行しました。理由は、単にバックアップです。普段はUSのクレジットカードを使うことにしていますが、現地の銀行発行のデビットカードを持っておくことは貴重なバックアップになると思いました。

歴史ある銀行とRevolutで比べる時に考えたこと

口座開設時のオファー(口座開設すると€200あげます!とかの類)の有無と、銀行発行のデビットカード、銀行提携のクレジットカードが欲しいかどうかに尽きると思います。渡仏後、最も重要なことは、”ユーロの口座を開設”していることです。付帯サービスなんてどうでもいいのです。もちろん、クレジットカードがある方がポイントやマイルも貯まってお得じゃん。でもここはアメリカではありません。AMEXや各銀行発行のクレジットカードの特典還元率は全く魅力的でないので天秤にかけないでください。

ちなみに、私はアメリカのJPMorgan&Chaseのクレジットカードで日々の買い物を決済しています。ドルユーロの為替動向に左右されますが、ポイント還元が圧倒的であり、Chaseポイントやらホテルのポイントを貯めることを選択しました。Chaseポイントの場合は100ptで$1として現金で引き出すことも可能なので、ポイ活を続けていきたいと思います。

Revolutの口座開設手続

Appをダウンロードするところから始まりますが、指示に従っていけば非常に簡単です。本人確認書類をアップロードしたり、自分を撮って照合したり。しかし、1点事前準備しておいたほうが良いものがあります。税務に関する内容です。私はフランスに来る前に一定相当時間NYにいたので、アメリカのSocial Security Number (SSN)を登録しました。一般には日本で住民票があり、源泉(所得)があるという方がメインだと思いますので、マイナンバーカードは必ず入手しておいたほうが良いでしょう。マイナンバー通知カードでも良いのかもしれませんが、いずれにせよ、数年間NYにいた私はマイナンバー関連の手続きを一切していないのでここは困りました。

なんやかんや、1時間もあれば口座開設は完了します。おめでとうございます。

資金移動をどうするか - 今のところWISE一択です

さてさて、ユーロにい使えるのがお得でしょうか。過去20年を見ても円安。ため息しか出ませんが、銀行の窓口に行って外国送金をしてもらうのは記入書類がやたら煩雑だし、そのお金がどっから来てますかとか別の銀行からおろしたり振り込んだ場合はそのお金がさらに何処から来たか教えて下さい。なんてあり得ない質問を受けるので、皆さんWISEを使いましょう。

これは日本の口座からRevolutの口座にユーロで送金する指示を出して、WISEの日本の口座に自分の日本の口座から振り込めば、あとはユーロが届くのを待つだけ!楽勝です。通常国際送金は、あらゆる経由銀行や機関を通って行くので日数がかかるのですが、WISEの仕組みは簡記するとこうです。

振込人が日本の口座から、WISEの日本の口座に振込をする

WISEの外国の口座から、受取人の外国の口座に振込が実行される

つまり、国をまたいだ取引がないのです。日本とその別の国それぞれの国内取引として送金が完結していて、WISEの中で日本の口座に資金が入金されたことを認識して、外国の口座から振込をする指示をします。こうすることで、各国で外貨を獲得でき、そこからも支払ができる。国内の振込なら皆さんご存知のようにほぼ即着金です。よって、振込人がWISEの日本の口座に即着金できればすべてが数分で終わります。

携帯電話の契約

口座開設、携帯契約、住所(家探し)どれもこれもが堂々巡りになりがちなこちら、私のおすすめ順はまずは携帯電話の契約です。
フランスで携帯どうやって契約する?こちらもご参考に。

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